自己破産と生活保護の密接した関係!知っておきたい3つのこと。

自己破産と生活保護の密接した関係!知っておきたい3つのこと。

自己破産,生活保護,借金,返済

40代という人生で最も責任の重い、働き盛りの時代であるにもかかわらず、何らかの不可避な経済的な事情などから、債務超過に陥ってしまったあなた−。

 

 

借金はどんどん膨らみ、やがて月々の利息の返済さえままならなくなり、債務不履行状態に陥っていきます…。

 

 

こうなると、督促状はバンバン届くようになりますし、借金返済のストレスから生活にも支障が出てしまいます。

 

 

そうなってしまった場合には、自己破産を裁判所に申し立てることで免責許可決定をもらって、今ある借金をチャラにしてもらう方法しか、もう残されていないのではないでしょうか?

 

 

晴れて自己破産が認められて免責許可決定により借金返済が免除されたとしても、家族持ちであれば、子供の教育や、一家の生活を支えていかなければなりません。

 

 

40代であれば、一番大事な時期にいる場合も多く、自己破産後でも生活は続いていくわけです。

 

 

 

自己破産後であれば、なおさら仕事を頑張り、お金も稼いでいかなくてはなりませんよね。

 

 

しかし、職種によっては、自己破産すると失職してしまう職業もあります。

 

 

 

また、解雇はなくても、自己破産したという情報がバレたことによって、破産前と同じ職場に居辛くなり、辞職→転職を余儀なくされる、というケースも少なくはありません。

 

 

 

また、自己破産後は、免責許可のお蔭で借金はチャラになりますが、それと引き換えに社会的信用を失うので、信用情報金でブラックリスト扱いとなり、クレジットカードを持つことはできませんし、銀行をはじめとする金融機関で、キャッシングはもちろん、ローンを組むこともできなくなります。

 

 

こういったブラック扱いになると、最低7年の間は新規でクレジットカードを持つことが不可能になります。

 

 

また、転職でも思うような仕事に就けないリスクの方が高いでしょう。

 

 

 

40代では、転職しても賃金面で、前職より大幅に安いところでなければ採用してくれないということが一般的です。

 

 

こうして、自己破産して借金はチャラになったものの、再就職を探すのもなかなか厳しく、再スタートの経済状況も非常に厳しく、そのため生活が困窮していく一方という悪循環にハマってしまうケースも実際はとても多いです。

 

 

このような生活困窮パターンにハマってしまうと、自力で現状から脱出することは、相当困難になります。

 

 

そのような際に、国に頼る手段として「生活保護」があります。

 

 

 

最も多難な年代である40代のあなたが生活困窮に襲われた場合、今後の生活再建を手助けしてくれる自己破産や、生活保護との付き合い方を、少し掘り下げて考察していきたいと思います。

 

 

 

 

生活保護から借金を返すことはできるのか?

自己破産したとしても、生活苦の悪循環にハマってしまい、やむない思いで、お住いの市町村の福祉事務所へ生活保護の申請を行う場合に、注意すべき点があります。

 

 

まず、自己破産を認められた時に、すべて借金返済が免責されていない場合や、自己破産後に何らかの方法で借金してしまってそれが残っているケースです。

 

 

 

借金が残っている場合には、生活保護申請をしても「通らない場合が多い。」と思ってください。

 

 

 

借金の有無を役所が把握しているわけではないですが、生活保護申請の質疑において借金の有無を聞かれるだけなので、ここで借金があっても、無いと答えれば、生活保護受給自体は受けられるようになります。

 

 

問題は、その後、借金の返済についてです。

 

 

生活保護法60条では、

 

 

「被保護者(生活保護受給者のこと)は、支出の状況を適切に把握するとともに支出の節約をはかり、その他生活の維持及び向上に努めなければならない」とあり、

 

 

生活保護費は本当に生活に必要な最低限の生活費にだけに充てること、借金の返済などは禁止!という解釈が一般的となっています。

 

 

 

この60条に関しては、解釈に異論は諸説あり、単に「保護費を節約せよ」と謳っているだけで、「借金の返済は禁じていない、それは拡大解釈だ!」という立ち位置を取る弁護士などもいて、一概に全部ダメということはないようです。

 

 

しかし、できれば無難に生活保護費は借金の返済には使わない方が賢明です。

 

 

 

なぜならこの判断は、各自治体によってかなり差異があり、微妙だからです。

 

 

ある地域においては、生活保護費を借金返済に充てていたことがバレた受給者が、生活保護を打ち切られるという処分も実際に行われていますからね。

 

 

 

 

自己破産しても生活保護は受けれるのか?

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やむない経済的な事情から、債務整理の最終手段である自己破産をしたあなた−。

 

 

自己破産が成立したことで、借金地獄となっていた債務の返済は免除され(免責許可)、晴れて借金からは解放されました。

 

 

しかし、自己破産後には、職を失うケースも、また、解雇はされなくても職場に居辛くなり、転職先がブラック企業などで思うような状況には運んでいかず、底なし沼にハマったかの如く、生活は困窮していくパターンが多く見受けられます。

 

 

特に、中高年で家族の養育にも最もお金のかかる40代では、このような悪循環のパターンは目だってきます。

 

 

こうした場合に、救済手段として存在するのが生活保護制度です。

 

 

しかし、自己破産した人間が、生活保護申請をしてそれが通るのでしょうか??

 

 

結論は、「通ります。」

 

 

 

自己破産歴があることと、生活保護受給可能か?否か?ということは、まったく関係がないからです。

 

 

生活保護の審査基準となるのは、収入の額や、資産、扶養してもらえるような親族がいるか?否か?などなので、自己破産歴のような金融記録は関係ないのです。

 

 

しかし、気を付けなくてはいけない点もあります。

 

 

それは、自己破産はできたものの、すべての借金に対して免責許可を受けておらず一部だけ返済義務が残っているようなケースです。

 

 

このようなケースは、生活保護申請しても、借金が残っているという理由から、生活保護の審査が通らない場合が多いです。

 

 

細かいケースバイケースもあるようなので、専門家である弁護士に相談して指示を仰ぐのが賢いやり方でしょう。

 

 

 

 

生活保護でも融資OK?借金、ローン、クレジットカード使用はばれる?

生活保護受給者となったあなたが、何か急にお金がいるようになったりして、どこかから借りたくなったとします。

 

 

つまり、ちょっとしたキャッシングですね。

 

 

現実問題として、生活保護受給者が、キャッシングなどの借金ができるのでしょうか??

 

 

答は、(マトモな金融業者では)ノーです。

 

 

 

一般的に、銀行をはじめとする金融機関や、ローン会社や信販会社が、生活保護受給者を、カードローン審査等において審査を通すことは、まずありません。

 

 

生活保護受給者ということがわかっているのにお金を貸す業者というのは、違法な業者である闇金などしかありません。

 

 

 

それでも、生活保護受給者の中には、クレジットカードを所有して使用していたり、カードローンでキャッシングを利用したりしている人がいます。

 

 

これはどうしてでしょうか??

 

 

この場合には、金融機関やローン会社などの審査の際に、「生活保護受給者であることを隠している」ことが考えられます。

 

 

 

実は、生活保護を受給しているという個人情報は、銀行をはじめ金融機関にはわからない仕組みになっているのです。

 

 

自己破産情報などは、破産すれば各信用情報機関に5〜10年の間は、ばっちり記録が保持されるので一発でわかるのですが、生活保護情報は、信用情報機関にも記録されない情報なんです。

 

 

審査の際に、正直に自己申告しなければ、生活保護受給者であるということは、金融機関にはわからないので、審査が通ってしまうケースがあるわけです。

 

 

しかし、これは犯罪行為です

 

 

何かの拍子で、この「生活保護受給者であることを隠してカードを作った、借金をした」ことが判明した場合には、あなたは詐欺行為を働いたものとして、金融業者から詐欺罪で訴えられます。

 

 

生活保護費は、最低限の生活費以外に使用することを禁止されているお金で、借金の返済に充てることは基本的にできません。

 

 

それにもかかわらず、金融業者から借金をしたというのは、返す気もないのに欺いてお金を借りた、ということになり詐欺罪が成立するのです。

 

 

このような犯罪行為は絶対にやめてください。

 

 

あくまでも生活保護受給額の中で、やり繰りする努力をしましょう。

 

 

 

まとめ

以上、40代という働き盛りで、社会的にも家庭的にも責任重大な中高年世代のあなたが、生活が困窮した場合の自己破産や生活保護受給についてアレコレ考察してきました。

 

 

いずれにしても、まずは、個別の悩みを専門家である弁護士などに相談してみることが最も賢明だと思います。