自己破産後は驚くほど使いづらいETCパーソナルカードを考えてみた!?

自己破産後は驚くほど使いづらいETCパーソナルカードを考えてみた!?

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あなたは働き盛りで、職場においても、家庭においてもその責務の非常に大きくなる40代にもかかわらず、やむない事情から自己破産してしまいました。

 

 

裁判所に自己破産が認められると、免責許可決定を下されます。

 

 

免責許可を受けると、基本的にすべての債務の返済義務を免責、つまり、借金をチャラにしてもらえます。

 

 

それはいいのですが、その代わりに、金融取引における自己破産後のあなたの社会的信用は0まで落ちます。

 

 

これは具体的には、銀行をはじめすべての金融機関やカードローン会社や信販会社、消費者金融などが加盟している信用情報機関でブラックリスト扱いになるということです。

 

 

そのため、キャッシングやローンを組むことはもちろん、原則としてクレジットカードなどの与信審査にはすべて通りません。

 

 

しかし、40代で自己破産者になってしまった人の中には、自営の運送業者をはじめ、どうしても車を毎日仕事に使用しなければならない人も数多くいます。

 

 

また、大都市なら関係ありませんが、公共交通機関の発達していない地方の場合には、車がないと生活できない地域にお住まいの人もいると思います。

 

 

このような人たちにとっては、高速道路等の有料道路を利用する際に課金清算用に使用するETCカードは、欠かせないものです。

 

 

しかし、ETCカードというのは、クレジットカードに紐付けられた性質のものであるため、ETCカードを作りたければクレジットカードを作らなくてはなりません。

 

 

ですが、上記のように、自己破産者は信用情報機関においてブラック扱いになるので、クレジットカードの審査には絶対通りません。

 

 

じゃあ、自己破産者のドライバーはどうしたらいいんでしょうか??

 

 

唯一、自己破産者でも持てるETC対応のカードがあります。

 

 

それが、ETCパーソナルカードです。

 

 

しかし、このETCパーソナルカード!

 

 

驚くほど使いづらいカードだということを知っておく必要があります!

 

 

ここでは以下において、そんなETCパーソナルカードの使いづらさを含めた特色について、詳しく掘り下げて考察していきたいと思います。

 

 

 

ETCパーソナルカードは、クレジットカードなしに契約できるETCカードです!

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自己破産後で、信用情報機関にブラックリスト扱いとなってしまい、基本的にクレジットカードの審査をパスできなくなったあなた−。

 

 

40代で、責任も重くバリバリと働く必要のあるあなたが運送業など、車が仕事に不可欠なものであった場合には、自己破産後でも頭の痛い問題がありますね?

 

 

それは、高速道路を利用する際に利用するETCカードです。

 

 

ETCカードは、原則としてクレジットカードと紐付いたカードであるために、自己破産者には作ることができなくなります。

 

 

これは、仕事で高速道路を日常的に使わなくてはならない人や、車が下駄代わりの地方住いの人にとっては痛恨の極みです。

 

 

ですが、そういう人たちの為に、唯一、自己破産者でも作れるETC対応の機能を持ったカードがあるのです。

 

 

それが、ETCパーソナルカードです。

 

 

ETCパーソナルカードは、日本の高速道路の運営会社6社が共同で発行していて、日本中の高速道路において使用可能なETCカード同様の機能を持ったカードです。

 

 

このETCパーソナルカードは、クレジットカードに組み込まれているETCカードのような与信審査がありません。

 

 

信用調査が無い代わりに、デポジットという預託金(保証金)を管理会社に預けて、それを信用の担保とするシステムなのです。

 

 

このシステムは、普通の人にとっては、かなり面倒臭くて、デメリットも大きなものですが、こと自己破産者にとっては、唯一の救いです。

 

 

自己破産者でも、審査ではじかれることなくカードが作れるのですから。

 

 

 

ETCパーソナルカードは自己破産者にとっては驚くほど高い保証金!

このように、自己破産者であっても唯一作れるETC対応の機能を持ったカードが、ETCパーソナルカードだということはご理解いただけたと思います。

 

 

確かに、信用情報機関に金融事故者記録が長期間記録保持され共有されるために、クレジットカードの審査には一切通らない破産者にとっては有難いカードです。

 

 

しかし、大きな「使いづらさ」もあります。

 

 

それは、何といっても、そのデポジット額の高額さ、に尽きます。

 

 

ETCパーソナルカードは、クレジットカードのような与信審査をしない代わりに、デポジットと呼ばれる預託金(保証金)を担保に取ります。

 

 

そのデポジットの金額は、高速道路等の有料道路の平均利用月額を、5000円単位で切り上げた額の4倍相当額を預けることが原則とされているのです。

 

 

例えば、あなたが車を使う仕事であり、高速道路の平均使用月額が7000円前後であった場合には、切り上げた10000円の4倍相当額、つまり40000円をデポジット額として預けなければなりません。

 

 

このように、自己破産後で、お金もない再スタートを切った状態で、40000円を超える高額な負担は、かなり苦しいと言わざるを得ません。

 

 

お金は、信用の代わりに担保として預かる「保証金」であるので、当然、解約時には返金してもらえます。

 

 

とはいえ、やはり自己破産後で経済的にまだ全然余裕のない時期に、これほどまとまった高額の前金の支払いをしなければならないETCパーソナルカードは、使いづらいものでしょう。

 

 

 

ETCパーソナルカードは保証金とは別で高速道路通過料金と年会費が必要!

上で述べたETCパーソナルカードにおけるデポジットというのは、あくまでも信用の担保として預かる性質のものである預託金(保証金)です。

 

 

実際に高速道路を利用する高速道路の通過料金は別途に支払いが必要となってきます。

 

 

というわけで、支払いを指定した銀行口座等にあなたは毎月、その期間内に使用した高速道路の使用料金をしっかりと現金で入金しておく必要があります。

 

 

加えて、ETCパーソナルカードをしようするためには、年会費として1234円(税込み)を支払わなくてはなりません。

 

 

この年会費は、たとえ高速道路をまったく使わなくても、ETCパーソナルカードを作った時点で一律支払わなくてはならないものなので知っておく必要があります。

 

 

通常のクレジットカードに紐付かれているETCカードの場合には、年会費は無料である場合が普通なので、こういった点でも少し使いづらさは感じざるを得ませんね。

 

 

ETCパーソナルカードは、郵送で手続きや発行が遅い!

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ETCパーソナルカードが使いづらく感じる点としては、カードを入手するための手続きが面倒臭い、という点も挙げられます。

 

 

わざわざ郵送で申し込み用紙を送付しなくてはならなかったり、カード発行までの期間が異常に長かったりと、スピード感に欠けています。

 

 

通常のクレジットカードと紐付いているETCカードの申し込みがパソコンやスマホで簡単にスピーディーにできるのに比べるとあまりにも手間も時間もかかりすぎです。

 

 

加えて、通常のETCカードのようなポイント付与システムはなく、ETCマイレージを貯める利点や楽しみなどは一切ないというのが、ETCパーソナルカードです。

 

 

ここまで政府で導入を勧めているETCであるにもかかわらず、高速道路各社がこのETCパーソナルカードを致し方なく作っているように感じてしまします!

 

 

 

まとめ

以上、ここでは自己破産者が唯一作って使うことのできるETC対応の機能のカードであるETCパーソナルカードの主に使いづらさについて考察してきました。

 

 

上に、何点か挙げていったように、利便性の高いクレカとしても洗練されているETCカードに比べると、ETCパーソナルカードは驚くほど使いづらく不便な点も多いでしょう。

 

 

ですが、他に選択肢の無い自己破産者にとっては、それでも無いよりは有ったほうが助かる人も多いのがETCパーソナルカードだと思います。