自己破産するほどの借金を背負った人が夜逃げすれば、得することはあるのか?

自己破産するほどの借金を背負った人が夜逃げすれば、得することはあるのか?

自己破産,夜逃げ,借金

色々な事情から、あちこちに借金を重ねてしまい、それが積もり積もって債務超過になり、借金でクビが回らなくなる人は後を絶ちませんよね。

 

 

近年では、日本においても貧富の格差は拡大し、労働者層では、派遣社員などの非正規雇用者をはじめとして、働いても働いても生活が良くならない人はたくさんいます。

 

 

このような人たちが、生活苦から上記のような多重債務者になってしまう状況は本当に忌々しき事態です。

 

 

ですが、一旦こうして債務超過の多重債務者になってしまうと、月々の借金の利息の返済さえ困難になり、借金地獄に陥ってしまいます。

 

 

借金地獄になれば、債権者からの借金の支払いの督促や、取り立てなどで、生活は滅茶苦茶になり、精神的にも追い込まれていきます。

 

 

そして、このような借金の取り立てなどの泥沼生活から逃れようと、夜逃げを敢行してしまう債務者もたまに出てきます。

 

 

夜逃げとは、必要最小限の生活道具一式だけ持って、こっそりと債権者の前から姿をくらましてしまう行動のことです。

 

 

大抵は、人々の寝静まった夜中などにこそっと逃げるから夜逃げと呼称されているようです。

 

 

そして、どこか遠い知らない場所でひっそりと生活を始めるわけです。

 

 

今現在、借金地獄で苦しんでいる人の中にも、夜逃げして債権者の追求を逃れたい、とか、どこか債権者の手の届かない街で再出発をしたい、などと思い詰めている人も多いのではないでしょうか?

 

 

しかし、夜逃げというのは、一時的には借金の取り立てなどから逃れることはできても、総合的に見れば、自滅行為にもつながるケースが大変多いです。

 

 

ここでは、夜逃げをすると現実的にどうなるのか?夜逃げで借金から逃れられるのか?などといった点を中心に、以下で考察を進めていきたいと思います。

 

 

 

世の中が便利になればなるほど、夜逃げのメリットはなくなる!

あちこちに借金を重ね、それが積もり積もってどうにも返せない額に達した多重債務者となった場合には、借金地獄に落ちてしまいます。

 

 

そうなると、債権者からの借金の取り立ても頻繁になり、債務者は精神的にも衰弱したり追い詰められていきます。

 

 

そうした際には、切羽詰まって短絡的に、借金の取り立てから逃れたい一心で、夜逃げという行動に踏み切ってしまう人もけっこういます。

 

 

ですが、覚えておいてほしいこととして、「夜逃げは素人が個人個人でコッソリとできるようなものではない」ということです。

 

 

現代のように、ネットの普及していない一昔以上前のじだいであったなら、最小限の荷物をボストンバッグに詰め込んでひっそりと家を抜け出せば、夜逃げも成立していたことでしょう。

 

 

しかし、今の時代は高度情報化社会になっており、ネットが一般に普及し、スマホや携帯はほぼ皆誰でも持って歩いている時代です。

 

 

このような時代では、夜逃げしたとしてもどこへ逃げてもすぐに見つけられてしまうリスクは一昔前とは比較にならないほど高くなっています。

 

 

また完全にバレないように周到な夜逃げを敢行するなら、それに比例して大きなデメリットを受け入れなくてはなりません。

 

 

つまり、どういうことかと言えば、身を隠すために一切の身分証を取れない、住民票も移せない、本名をなかなか明かせない、といった完全制約のある不自由な暮らしを受け入れるデメリットです。

 

 

大半の人は、こういったデメリットを受け入れることができないため、夜逃げしても逃げ切ることには失敗してしまうケースがほとんどのようです。

 

 

 

債権者に夜逃げ先がバレる主な理由

自己破産,夜逃げ,借金
こうして、借金取りから逃れたい一心で、夜逃げを強行しても、大抵の人は、しばらく後になれば、夜逃げしたことと、夜逃げ先がバレてしまうといった結末になるようです。

 

 

ここでは、どうして、夜逃げがバレてしまうのか考察します。

 

 

夜逃げ屋と債権者がグルになっている場合

夜逃げのサポートを行うことを生業にしている業者がいます。

 

 

これが「夜逃げ屋」であり、多重債務者などを首尾よく夜逃げするのをサポートします。

 

 

この夜逃げ屋が、キックバックを貰って、債権者とグルになっているケースもままあるのです。

 

 

夜逃げ屋はお金だけ二重取りする形で、夜逃げを終えた後に、債務者の居所を債権者に教えてしまいます。

 

 

夜逃げ先で移した住民票を探し当てられる

当たり前の話ですが、夜逃げをしてバレたくなければ、住民票はそのまま放置しておかなくてはいけません。

 

 

わざわざ元の住所から夜逃げ先へ住民票を移動させれば、債権者は業者を雇って、その動向を逐一チェックしていますからすぐにバレてしまいます。

 

 

家族や友人から情報漏えいする

これもよくあるケースです。

 

 

夜逃げを成功させたいなら、絶対に家族や友人にも連絡を取ってはいけません。

 

 

そこから足がつきます。

 

 

最近では、下記の商品のように手軽に車を追跡できるGPS機能の小型化により、債務者本人や、債務者の家族の車をより追跡できやすくなっています。

 

 

さらに小型軽量化、正確な追跡機能も備えられているのでより一層の注意が必要です!

 

 

 

連帯保証人から情報漏えいする

これも、借金をした際に連帯保証人を立てている場合には、債務者が夜逃げした時点で、借金の取り立ては連帯保証人へ向かいます。

 

 

この時、もし連帯保証人に夜逃げ先を教えていたら、連帯保証人も巻き添えになるのを嫌がって、夜逃げ先を債権者に教えてバレてしまいます。

 

 

このように、夜逃げしても、バレる可能性の方が圧倒的に高いのです。

 

 

更に、これからの時代は、国民一人一人を番号で管理するマイナンバー制度の定着により、より一層バレやすい時代になったと言っていいでしょう。

 

 

 

それでも夜逃げしたい人の最低限のルール

ここまで触れてきたように、情報化社会でどこでもスマホ等のネットに繋がっている端末の目がある時代の現代においては、夜逃げを成立させることはとても難しいことなのです。

 

 

それを踏まえた上で、それでもやっぱりどうしても夜逃げをしたいという人のために−。

 

 

そういった人が、夜逃げを行う際に、最低限肝に銘じておかなくてはならない注意すべき点について以下に述べていきます。

 

 

荷物を最小限にすること

夜逃げの肝は、迅速さです。

 

 

ですから、荷物はできるだけ少なくし、必要最小限の貴重品や絶対使うものだけに抑えることです。

 

 

また、最初の夜逃げ先から、また何があって夜逃げしなくてはならないとも限らないので、コンパクトにいつでも持ち運べる荷物にまとめておくことは大事です。

 

 

不審に思われるようなゴミは出さない

人情として、夜逃げ前に不要なものを整理して捨てておきたいと思うものですが、我慢しましょう。

 

 

特に、布団や家具と言った大物のゴミを出したりすれば、周囲からも不審に思われて行動自体が目立ってしまいます。

 

 

夜逃げの直前まで、普段の日常と何ら変わらない生活を送ることが、夜逃げを成功させる第一歩でしょう。

 

 

子供には絶対に漏らしてはいけない

債務者に子供がいて、子供も一緒に夜逃げ先に連れて行く場合には、子供にも絶対夜逃げすることは話してはいけません。

 

 

子供は今いる友達などと別れたくないものです。

 

 

夜逃げを嫌がる気持ちから、事前に話してしまうと、子供は誰かに相談して漏れてしまうケースが多々あります。

 

 

この他にも、職場関係や近所、親戚、友人など誰にも話さない、ということや、住民票は絶対移さない、という点も大事です。

 

 

 

まとめ

以上のように、いくら借金地獄に陥って、借金の取り立てがキツイからといってそれから逃れるための理由だけで夜逃げを強行するのは、あらゆる意味でデメリットが大きいと思います。

 

 

夜逃げを考えるほどの借金地獄に苦しんでいる人は、思いとどまってまずは自己破産を検討してください!

 

 

現代において、夜逃げという方策はあまりにも無計画で困難と苦を伴う愚策だとしか思えません。